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規定には以下のものがあります。
【1】BIGが作動する絵柄の組み合わせ数は、全ての組み合わせの1/1500以下とすること(Bタイプの場合は2/1500以下)
【2】BIG確率は表面確率の±30%以内に収めること
表面確率とは、単純に絵柄の全組み合わせに対して、BIGの組み合わせが占める割合を言います。
言い換えると、全リールビタ止まりしかしないパチスロにおいて、完全オヤジ打ちでBIGが揃う確率です。
まず、パチスロの1リールの基本コマ数は21個なので、絵柄の全組み合わせは21×21×21=9261通りです。
ここで、規定【1】により、BIGが作動する絵柄の組み合わせ自体の最大値は、9261÷1500=6.174≒6通りになります。
したがって、Aタイプ5ラインのパチスロの場合、6通り×5ライン=30通りの組み合わせがMAXになります。
これより、BIGの表面確率は、30(BIGの組み合わせ)÷9261(全組み合わせ)=1/308.7になります。
ここで、規定【2】より、最小確率は1/308.7の30%減の1/441.0、最大確率は30%増の1/237.5が、理論上の限界値となります。
ここで注意点は、実際のパチスロの大当り確率は"当たりカウンタ値の数"÷"全カウンタ値の数"の結果なので、ぴったりと1/237.5となるわけではありません。
さらに抽選用乱数のカウンタ値の数(分母)はメーカーによって異なっていて、山佐やアルゼなどは分母:16384、サミーやオリンピアなどは分母:65536を採用しています。
そのため、山佐やアルゼは1/240.9、サミーやオリンピアは1/238.1がそれぞれのもっとも高い確率になります。
これで見えてきたかと思いますが、7ラインにすると、BIGが作動する絵柄組合せの最大値は、6通り×7ライン=42通りの組み合わせが可能となり、表面確率自体を上げられます。
また、Bタイプについては、規定上【1】にあるように、そもそもBIGが作動する絵柄組み合わせが、Aタイプの倍の12通りになるため、その結果、表面確率を上げられます。
REGにも同様な規定があり、山佐のトゥエンティセブンRという機種は、27ライン&REG絵柄だらけなので、結果としてREG抽選確率1/10以上という高確率を実現しています。
また、BIG確率1/441よりも遥かに悪いもの(例:ハードボイルド2など)がありますが、よく見るとBIGが作動する絵柄組み合わせを通常の6通りから、あえて5通りに落としています。
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