2013年02月03日
パチスロ 6号機の噂 【①】
パチスロ必勝ガイドの人気ライター ういち さんが、ジャンバリTVで配信されている「ういちの我流伝」で6号機の話が出ていたので、ネットの情報なども踏まえてまとめてみました。
まず始めに各メーカーが色んなパチスロを販売していますが、パチスロを販売するにはどうすればいいのか?まずそこからおさらいしておきましょう。
メーカーがパチスロ機種を開発し販売するには、開発した機種を「財団法人保安電子通信技術協会」(以下:保通協)という所に提出し、試験を受けなければなりません。もちろん試験なので、合否があります。合格した機種のみ販売に持っていく事が出来ます。
試験を受ける為には保通協に試験代を支払います。この費用パチスロはなんと182万円!しかし上記にも書いたとおり、試験には合否があります。不合格の場合でもこの費用は戻ってきません。販売するには再度182万円を支払い合格するまで再試験を受けなければなりません。従って高スペックを開発しても「希望スペック」となるべく早く通るように、希望スペックより少し落とした「保通協(検定用)スペック」で試験に挑むケースが多くなってきます。
試験を受けるだけで182万という大金。ヒットする機種は作りたいが、「通りやすいスペック」でなるべく低コストにし、試験に合格したい、というのが本音。
ところが大手メーカーに至っては資金力が違いますから、とにかく1機種に色んなバージョンを作り大量に保通協に持ち込みます。中には「どうせ通らないけど」という機械割の規制を超えるであろうバージョンを作ったり、「確実に通るやつも」と出玉性能を少し下げたバージョンを作ったりとさまざまです。
機械割は最大120%以下と決められているのですが、結局最後は人の手で試験を行いますので、その試験の時だけ出玉が出てしまった、あるいは出なかったという事があります。つまり120%を超えるであろうスペックを作っても、場合によっては120%以内(119.9%等)で収まる可能性があるのです。
以前山佐が開発、販売したパチスロ バイオハザードは10回(1820万円)以上この試験に落ちていましたが、絶対にこのスペックで販売したい、と粘って粘ってようやく119.5%で試験を通過した経緯があります。
しかしこの方法、保通協からしたら試験代がいっぱい入ってくる訳なのですが、業界全体または行政でこの方法はもう辞めないか、という流れになっているらしい。
持ち込んだ機種の数に対して合格を頂ける率の事を「適合率」と言いますが、これが最近は4・5台に1台(20%~25%)くらいにしかならないらしい。
これは各メーカーがヒット機種を出すため、5号機の規制ギリギリスペックで試験に挑んでいるというのが適合率からおわかり頂けると思います。
純増数3.0枚などを「売り」にしてたりするのを、もう少し抑えなさいよ、という話が出ています。という訳で、6号機では「アレが出来るようになった」「コレが出来るようになった」という規制緩和もある一方、残念ながら出玉は規制される方向です。
4号機の爆裂時代から出玉が規制された5号機時代へ。初めは規制の内容に困惑し出ないわ、つまらないわという台が多かったですよね。
これは、規制について詳しく研究し開発するんですが、「この規制内でどんなのが作れるかなぁ」とずっと研究している訳にもいかず、商売なので新台は出さないといけないので「とりあえず出すか」というのが原因です。
いよいよまとめです。各メーカー共規制が行われると従わざるを得ません。しかしそのうち規制のギリギリスペックを出してみたり、規制の穴を見つけ過激な台を作るメーカーが出てきたりします。そうなると他のメーカーも真似したり、さらに過激な台を作ろう、となって最終的には今回の6号機の様な新たな規制出てくる訳です。
5号機時代当初のキャッチフレーズは「遊べるスロット」でした。もう今の5号機は以前の様にギャンブル性の高い台が多くなってしまった為、 「さらに遊べるスロット」=「甘デジの様なパチスロ」 になるのでは、という噂です。
ただ甘デジでもバトルスペックの様に一撃の要素のある台もあったりで、やはりいずれは規制が解析され、また新たな規制がかかる様なスペックが出るでしょう…。