【歴史探索A】 南国育ちスペシャル発売記念! キュイン娘の歴史 〜その3
その2の続きです。
今回は、島シリーズにおけるキュイン娘の歴史を追ってみましょう。
まず、島シリーズの初代は、
(C)OLYMPIA
「島唄-30」です。合法1G連チャン機の元祖ですね。
残念ながら、この機種には娘の登場はありません。
が、歴史に残る「業界初機能」が、1G連チャン以外にも数多く搭載されています。まずは、お馴染みの、
「キュイン告知音」
当時は、告知音の存在自体が珍しいということもあって、この単純で刺激的な音は多くの人を虜にしました。
特に、この機種はオリンピアにしては珍しく裏モノが多かったので、同じくほぼ裏モノだった「海人-30」(エイペックス)
の「ピュイッ」告知音と並んで、多くの人の脳を溶かしたものです。
その後、その音は他メーカーのパチスロはおろか、いつのまにかパチンコにまで進出。
主にパチンコのTV CMで頻繁に流れて、ほとんどの国民が知っているという超有名音に成り上がりました。
ちなみに、「キュイン告知音」を搭載した2機種目は、南国でもなく、島唄でもなく、
実は、液晶上のパトランプが光る、「マジックモンスター」だったりしますw
次に、
「筺体内パトランプ」
パトランプ自体はオリンピアマシンで搭載されてたけど、パチスロに、しかも筺体内に搭載したのはこれが初めてです。
これは、
⇒ ⇒
島唄-30 島娘-30
南国娘
という変遷を経ていて、現在のが3代目になります。(花シリーズのみピンク色になる)
2代目は経費削減なのか、ちっちゃいパトランプを鏡に写して豪華に見せるというセコイ手法を採用…。
しかし、5号機から使われている3代目では最大級に! これも、南国育ちのヒットのたまものですね(*´∀`)
ちなみに、「パトランプ」、もしくは「パトライト」という言葉がよく使われますが、公式サイト等では、一度たりとも、それらの
言葉が使われたことはありません(多分)。そもそも、「パトライト」は、(株)パトライトの登録商標ですし。
使われたのは「告知ライト」、「回転灯」、「回転告知ランプ」、「(主語無しで)回って光れば…」などで、その辺りは昔から
徹底してます。
そして、もちろん、
神々しい白玉様も、これが最初。今見ると、初代のデザインは超シンプルだったんですね。
いくらパトランプがどうとか言われても、普通の人はこれだけをガン見して打ってましたw
と、キュイン娘が登場しないけど、大切なことなので長々と書いてきた「島唄-30」。
その次の島シリーズと言えば、
「島娘-30」です。
ここで初めて、島シリーズに娘が登場しました。
そればかりでなく、キュイン系の機種で娘が登場するのは初めて…ってことで、これが
史上初のキュイン娘
という、本コーナー的には記念すべき娘ということになります。
南国系の水着キャラに対して、こちらは完全な沖縄モチーフということで、伝統的な琉装キャラになっています。
ただ、初期の南国系と同時期なだけあって、「後ろ姿」というキーワードがここでも受け継がれていますね。
ところで、横顔の雰囲気から、「このキャラ、娘じゃなくておばさんなのでは?」と思われる方がいるかも知れませんが…
実は、小冊子の表紙では、振り向いて顔を披露してるんです。
なんか、実機とはかなり雰囲気が違うのが気になるけど…これなら「娘」と言っても差し支えないでしょう(*´∀`)
余談ですが、25φ版の「ねぇ〜ねぇ〜島娘」は、実機上の娘は30φ版と全く同じだけど、
小冊子の方では、こんなデフォルメ版も登場しています。
さて、島シリーズも2機種が出たことにより、そのキーワードがより鮮明に浮き上がってきました。
まずは、「シーサー」
両機種ともボーナス絵柄に採用されていますし、「島娘-30」の方では、
上パネルの方まで進出、また、「白玉様を囲うデザイン」としても採用されました。
もう一つ、南国シリーズの「蝶」に相当するであろう、「花笠」
「島唄-30」では、
パトランプを挟むという一番目立つ場所にあるし、「島娘-30」では、
史上最高の激アツランプとの誉れ高い「花笠ランプ」に昇華。島娘がもっているのも、もちろん「花笠」です。
というわけで、そのキーワードたちが、その後の島シリーズにどう活用されるのかを含めて、続きを見ていきましょう。
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島シリーズ第3弾は、初代の仕様を4.7号機風に見事にアレンジした「New島唄-30」
しかし、この機種にはキュイン娘はおろか、一番大事なはずの「花笠」も存在してません。
その代わり、オリンピアが一押しっぽく出してきたニューカマーは、なんと!
なぜにフグ?
もうね、沖縄と全然関係ないし(;´Д`)
今まで培ってきた島シリーズの雰囲気を全てぶち壊して、なぜか深海モノへと転身してしまいました。
その意図は不明だけど… 一度手を出したらヤメられない監禁仕様ということで、このモチーフを選んだんでしょうかね?
しかし、たまたまこれがヒットしたことにより新パネルが登場、
ここにきて、「島娘-30」を彷彿とさせる、沖縄の伝統服を身にまとったキュイン娘が登場しました!
時代に合わせたのか、前作と比べると、明らかに萌えキャラ化してますね。
そして、島シリーズのキーワードである、
シーサーも花笠も、しっかりパネル上に登場。やっぱ、島シリーズはこうでなきゃ(*´∀`)
さて、次から5号機に突入です。5号機初の島シリーズは、1日100キュインで話題だった、
「島育ち」
それにしても、いくら「南国育ち」のネームバリューが大きいからって、この安易な機種名はどうなんでしょうか。
某巨大掲示板での、「島育ちって…ただの島民じゃねーか」ってコメントが印象に残ってますw
ただ、今回は、いきなり伝統的な琉装ファッションのキュイン娘が登場!(゚∀゚)
キャラ自体はあえて萌え度を落としてるけど、今までとちょっと趣向を変えて半脱ぎの状態(脱衣中?)です。
さらに、オリンピアデザイン陣の中でハミ乳ブームになっていた5号機「南国育ち」と時期が重なるだけあって、こちらも
控えめながらハミ乳を披露してます。
そして、
シーサーも花笠も、しっかり継承!
特に、白玉様を包む花笠のデザインは、手抜き感を感じた「New島唄-30」と違って、本物っぽくきっちり描かれてます。
と、デザイン的には島系の伝統を受け継いだものだったけど…スペック的には、あまりの「キュイン大安売り」ぶり
がたたって、キュインシリーズ随一の不人気に終わってしまいました。
そもそも、オリンピアの「キュイン」は、1回鳴らすのに血ヘドを吐くくらいの厳しさがある代わりに、その分の見返りが
期待できる脳汁モノだったはず。それが、鳴ったのにほとんど14枚獲得で終わってしまうんじゃ、無理ないですね。
きっと、オリンピア的には、無かったことにしたい黒歴史的マシンの筆頭でしょう。
次が、いよいよ島シリーズの最新作です。それは、今年の初頭に登場した、
「島唄R」
今回は、前作の失敗を教訓にしたのか、「キュイン」の価値を極端に高めた爆裂仕様に戻っていました。
そして、今回も、ちゃんとキュイン娘を搭載!
が、水着+萌えキャラって…これ、思いっきり「南国系の娘」では(;´Д`)
今一つ波に乗れない島系に、どうしても南国テイストを入れたかったんでしょうかね?
どうにも可愛くない、
あのフグが、仲間を増やして出世してやがるしw
しかし、この機種にも2代目パネルが登場!
稼働が芳しくないためか、ちょっと手を抜いて、「New島唄-30」の2代目パネルのデザインをそのまま流用(´・ω・`)
結果的に、島シリーズは、「深海系」と「伝統系」の2系統に分岐することが基本になってきました。
ちなみに、白玉様を包む花笠は単純なデザインから、
「島育ち」のリアルデザインに変更されていて、オリンピアのささいな心遣いが感じられます(*´∀`)
そして、リール左の告知ランプは、もちろんシーサーが…
えっ?(´゚д゚)
ちょ…いくらなんでも、この全体的な雰囲気でフグはないでしょ〜(;´Д`)
まぁ、ART名称が「フグラッシュ」だから、しょうがないのかも知れないけど…
もう、島系のキーワードは、完全に「フグ」に取って変わっちゃったみたいですね(´・ω・`)
ただ、上記の通り、機種単位における「シーサー」と「花笠」の登場率は100%!
個人的には、こちらのデザインの方が好きなので、なんとか今後も踏ん張って残って欲しいところです。
本題のキュイン娘に関しては、萌え度アップや脱衣に走ったり、南国系が混ざってたりしたけど、基本的には
伝統ファッションに身を包んだ島娘で統一されてました。
しかし、今後は「島唄R」で見せたように、フグと共に「水着キャラの南国娘」が主流になっていくのか?
それとも、初心に戻って、「伝統的な島娘」をメインに据えるのか?
ていうか、それ以前に、イマイチ調子の上がらない島シリーズの存続はあるのか?
今後の島娘の動向にも目が離せないですね!!(と、かなり強引に終了w)
ということで、島系はこれで全てオシマイ。
次回が多分、最終回。
残りの「花系」の歴史と、ちょっとした番外編を予定しています! また後日に。
⇒ その4へ
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